フリーランスエンジニアとして独立することを考える場合、できれば円満退職で職場を去りたいところだ。
退職の際に職場とトラブルを起こしてしまうと、そのトラブルが噂となって独立後の仕事の獲得に影響を与える可能性もある。
円満退職のためのポイントは、まず直属の上司に退職の意思を伝えることだ。
直属の上司との話し合いで内容がこじれた時は、場合によってさらに上の上司に話を持っていくことも必要となる。
だが、基本的には直属の上司に話を通すことになるだろう。
下手に直属の上司以外に退職の話を持っていくと、トラブルの要因となってしまう可能性が高いため気をつけておきたい。
また、フリーランスエンジニアとして独立するという確固たる意思を持つことも大事だ。
直属の上司は必要な人材であればあるほど、退職を引き止めようとする。
自分が退職するしないで迷っているような曖昧な姿勢だと、引き止めの余地があると捉えられより引き止めが強くなり話がこじれやすい。
攻撃的になる必要はないが、退職する意思は変わらないと言葉や態度で示すことが結果的に円満退職に繋がる。
そして、退職を申し出る時期も重要なポイントで、すぐにでも退職したいなどと申し出るのは避けておきたい。
法律的には、退職日の2週間前までに退職の意思を職場に伝えれば良いと定められている。
しかし、職場からすれば急に従業員に辞められるのは迷惑でしかない。
退職日の2ヶ月前から1ヶ月半前くらいに退職の意思を伝えれば、引き継ぎの作業にも余裕が生まれて円満退職できるだろう。