エンジニアとして独立したいのであれば、フリーランスエンジニアは厳しい働き方である点をしっかり意識しなければならない。
確かに、時間の自由がききやすいなどの様々なメリットはあるだろう。
会社員という働き方に嫌気が差していると、フリーランスエンジニアが魅力的に感じるものだ。
しかし、フリーランスエンジニアは実力がなければやっていくこができず、独立後に収入が落ち込むことも十分にあり得る。
安易に独立を目指す前に、本当に退職して独立する必要があるのか、転職では駄目なのかを検討する必要性が出てくるだろう。
フリーランスエンジニアとして稼げないことを想定し、十分な貯金を用意するのも大事だ。
何も考えずに独立して満足に仕事を得られない状態が続くと、精神的にも追い込まれてしまう。
しばらくは無収入であっても、自分一人あるいは自分と家族が1年程度は楽に暮らしていけるように貯金しておきたいところだ。
そして、クレジットカードを持っていないのであれば、従業員のうちにクレジットカードを作成しておきたい。
フリーランスエンジニアは従業員と比べるとカード会社からの評価が低く、独立後にクレジットカードを作ることが難しいのが実情だ。
クレジットカードを使った経験が皆無だと、金融機関からの評価が下がる。
結果として、住宅ローンや自動車ローンを組めずに困る状況に陥る可能性があるのだ。
そのため、独立前にクレジットカードを作成しておこう。
その上で無理のない範囲で、定期的にクレジットカードを使用しておくのが良い。